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外国人技能実習制度:成功求め来日ジパング協同組合

category : ニュース 2014.6.11 
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外国人技能実習制度:成功求め来日…「集団就職の国際版」

低賃金労働の温床と批判される外国人技能実習制度だが、貧しい国の若者たちは制度を利用し、将来の成功を夢見て来日する。

ミャンマー人青年2人が8日深夜、羽田空港の国際線到着ゲートから出てきた。同国最大の都市ヤンゴン出身のチョーザヤウィンさん(32)とイェトゥウィンさん(28)だ。実習生として金沢市で3年間、社員約40人の小さな金属機械塗装会社で働く。航空会社のミスで、衣類や日本語の教科書を詰めたスーツケースが羽田に届かなかったが、2人は「ウレシイデス」「夢ガカナイマシタ」と、たどたどしい日本語で喜びを語った。

出迎えたのは、同国で実習生の送り出しにかかわる社団法人「SBS国際産業人材育成センター」の渋谷修二理事(58)。「まだゼロに近いが、勤勉で向学心が強い。これから増えます」と語る。

入管統計によると、昨年末時点の国内の実習生15万5206人の約7割、10万7174人が中国人で、14%の2万1632人がベトナム人だ。一方、ミャンマー人受け入れは昨年5月からで、来日数は今年3月時点で159人にすぎない。

だが、急成長した中国では日本での実習の魅力は減少。ベトナム人も賃金が上がり、失踪などのトラブルが少なくない。日本の経済界は今、ミャンマーやラオス、カンボジアに注目している。

チョーザヤウィンさんとイェトゥウィンさんの給与は最低賃金レベルで、家賃や水道光熱費を引いた手取りは8万円ほど。2人とも結婚を考える恋人を国に残してきたが、帰国の旅費は自腹なので3年間一度も帰らない覚悟だ。9日に東京都内を観光し、夜行バスで10日に金沢入りした。

制度の趣旨を理解した企業できちんと実習すれば、若者たちは夢を実現できる。そう渋谷さんは信じる。「地方の若者が希望と不安を胸に上京した昔の集団就職の国際版です。羽田空港が上野駅に見える」

 

SBS国際産業人材育成センター

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