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外国人実習生の来日遅れ 高原野菜栽培への影響懸念ジパング協同組合

category : ニュース 2014.4.23 
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nagano長野県南佐久郡小海町、川上村、南牧村で高原野菜栽培に携わる中国などの外国人技能実習生の来日が、大幅に遅れていることが21日、関係者への取材で分かった。例年なら3月下旬から続々と訪れ、レタスなど高原野菜を中心とする農作業に当たる。東京入国管理局から、入国の審査に時間がかかっていると説明を受けた受け入れ団体もあるが、同入管は詳しい説明をしておらず、全く見通しが立たないのが現状。受け入れ予定の農家は、農作業に支障が出かねないと懸念している。

 3町村の外国人技能実習生を受け入れる窓口の一つで、最大級の団体「八ケ岳高原事業協同組合」(南牧村)は今年、中国、フィリピン、ベトナムから約400人の受け入れを計画。例年通り、実習生の在留資格認定証明書の交付を入管に申請したが、まだ交付されていない。東京入管に問い合わせたところ、「審査に時間がかかっている」と回答があったとする。中国からの受け入れが最も多いが、内訳は明らかにしていない。

 南佐久地方に実習生を送り出している中国の会社は、取材に対し「送り出すつもりで(実習生を)集めたが、送り出せずに困っている。こちらには詳しい情報はなく分からない」とする。

 一方、他の小規模な団体が受け入れる実習生は少しずつ入国しているという。

 例年並みの約800人の受け入れを見込む川上村は実習生が生産・出荷に欠かせない。同村の藤原忠彦村長は「出荷が本格化する6月までに実習生が来ないと問題」とし、現段階では静観したいとする。同じく例年並みの300人超の受け入れを見込む南牧村の菊池幸彦村長は「高原野菜は村の基幹産業。実習生が来ないのは困る」と心配する。

 川上村でレタスを生産している農業男性(66)は、南信地方にある事業組合を通じて外国人実習生の受け入れを計画。実習生が来る前提で肥料や農薬、段ボールを購入済みといい、「先が見えないのは困る。ほかの農家も来ないと言っている」と話した。

 実習生の受け入れ事業を支援する公益財団法人国際研修協力機構(JITCO)=東京=は「個々の問題は把握していない。入国の審査に時間がかかっているのではないか」と推測する。

 東京入管は取材に「個別の案件には答えられない」(総務課)としている。

 

 


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