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技能実習生の待遇差別禁止へ 「日本人と同等以上に」ジパング協同組合

category : ニュース 2016.12.16 
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 外国人技能実習制度適正化法が11月に成立したのを受けて、実習生の人権を守る具体策の原案を政府がまとめた。日本人との待遇格差や違法な長時間労働を禁止すると基本方針に掲げた。新設する「外国人技能実習機構」が監督して不適切と判断した受け入れ先には、実習生の受け入れを認めないことも盛り込んだ。

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 政府は実習生の受け入れ拡大を進めており、現在の実習生は約21万人で、劣悪な労働環境を改善することが同法の目的。今回の案は、そうした問題に対する具体策を明文化したものだ。法務省と厚生労働省は共同でまとめたこの案を近く公表し、パブリックコメントを募集したうえで、同法が全面施行される来年度に実施する見通し。

 基本方針では、これまでの問題点を踏まえ、①日本人との待遇格差の禁止②違法な長時間労働の禁止③報酬からの不当な経費天引きの禁止④実習生の意に反して実習期間中に帰国させることの禁止――などを掲げた。受け入れ企業は、報酬が「日本人と同等以上」であることを示す資料とともに実習計画を機構に提出し、認定を受けなければ受け入れができない。実習生が負担する食費などの必要経費も、本人が同意していることを機構が確認する。

 ログイン前の続き「労働条件が悪くても職場を変える自由がない」と批判されてきた経緯から、やむをえない事情があれば機構が実習先の変更を支援することにした。

 出身国の送り出し機関が実習生から多額の保証金をとる例がある問題については、国内窓口として企業に実習生を仲介している「監理団体」の役割を明記。送り出し機関が保証金の徴収や違約金の契約をしておらず、法外な手数料を取っていないことなどを監理団体が確認して機構に示し、許可を受ける形にした。

 このほか、監理団体による企業への監査では、実習生の宿泊施設に問題がないかを確認し、年1回は実習生と面談するよう求めた。


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