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「何も考えられない…」不明の乗組員の家族、不安な表情ジパング協同組合

category : ニュース 2016.12.16 
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 境海上保安部(鳥取県境港市)近くの施設では14日、乗組員の家族ら数十人が駆けつけ、県職員から捜索状況の説明を受けた。「何も考えられない」。家族らは険しい表情を浮かべ、一刻も早い救出を祈った。乗組員の地元でも、無事を祈る声が相次いだ。

■まもなく結婚する船員や、来日したばかりのインドネシア人の船員も

 船長の沖島保司(53)さんは、30年以上の漁師経験があり、約3年前から船長に。いとこの男性(61)は「休漁時には潜水でサザエを捕ったり、海が大好きな男。カニ漁の最中で気合も十分だったはず。今は無事を祈るだけだ」と言葉少なだった。沖島さんが子供のころから付き合いがあるという女性は、「昔から泳ぎが得意だった保司君が、まさかこんなことになるなんて。信じられない」と言葉を失った。

 沖島さんと同じく、乗組員からの信頼が厚かった機関長、吉田靖さん(59)も行方不明に。親族の女性(60)は「家族思いの優しい人。何とか見つかってほしい」と話した。

 インドネシア国籍の甲板員、ウィ・ヤントさん(21)は、技能実習生として今春に来日したばかり。他の実習生とともに、日本語と漁業を学びながら暮らしていた。「おはよう」などと、最近は簡単なあいさつを交わせるようにもなっていたという。

 機関員の阪本誠さん(36)も豊富なカニ漁の経験があった。父親の勇一さん(68)らによると、阪本さんには婚約者がおり、近く結婚する予定だった。勇一さんは「みんな心配している。今は頭が真っ白だ」と肩を落とした。


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