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熊本地震で壊滅的な現場にただ立ち尽くすこともあるがジパング協同組合

category : ニュース 2016.6.9 
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 熊本地震で壊滅的な現場にただ立ち尽くすこともあるが、逆に希望を見いだすこともある。ささやかな日常の尊さを感じるようにもなった。

 地震直後に発生した熊本県八代市の火事で女性が亡くなった。女性は近所付き合いの形跡がほとんどなく、「孤独な独り暮らしのお年寄り」と早合点しそうになった。ところが、女性が働いていたトマト農家に足を運ぶと、外国人技能実習生のタイ人女性たちに母親のように慕われていた。正直、地震が発生していなかったら、私はこのささやかながら豊かな交流を知ることもなく、いわゆる表向きの「ニュース」の価値判断だけで、今日も日々の取材を続けていたかもしれない。

 折しもNHK朝のテレビドラマで、宇多田ヒカルさんの曲が流れている。「花束を君に」の歌を聴くたびに、被災地の屋根を覆うブルーシートの色と、そこで日常を取り戻そうと踏ん張る人々に思いをはせてしまう。


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