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車各社、外国人研修を充実 トヨタは140人に技能実習ジパング協同組合

category : ニュース 2016.5.13 
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 自動車各社が外国人向けの研修を拡充する。トヨタ自動車は2016年度に海外の生産子会社からの技能実習生の受け入れを本格的に始める。いすゞ自動車はタイに研修施設を新設し、現地従業員向けの教育を充実させる。日本の高い技術力などを外国人にも身につけてもらい、世界に広がる生産拠点での品質の標準化につなげる。

 トヨタは16年度に140人の技能実習生を受け入れる。14~15年にもタイやインドなどの生産子会社から計30人を受け入れたが、中国や南米など子会社24社に対象を広げる。実習生は愛知県内の工場などでの実習を通じて日本の生産技術やものづくりの考え方、労使関係などを学ぶ。帰国後には現地工場のリーダーとなって学んだ内容を生かしてもらう。

 いすゞ自動車は今春、生産子会社のあるタイに車両の組み立てに関連する技能を教える研修施設を新設した。これまでも年間20人程度の中堅社員に研修を実施してきたが、金属塗装や溶接加工、工作機械の扱い方など教育メニューも充実。対象人数も約50人に増やして技術レベルの向上を目指す。

 自動車各社は1990年代以降、海外の生産拠点を広げてきた。最近では為替や市場環境の変化に柔軟に対応できるように、グローバルで生産車種を組み替える体制づくりを進めている。新興国で生産した車を先進国で販売するといったことも増えており、世界的に品質を標準化する必要性が高まっている。

 日産自動車は追浜工場(神奈川県横須賀市)と横浜工場(横浜市)での外国人の研修を拡充する。基本技能の習得から工場長などの監督者を育成する研修まで約80の項目があり、南米やアジアを中心に年間100人規模を受け入れる。15年からは資本提携する仏ルノーの工場からも実習生の受け入れを始めている。


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