Home » ニュース » 外国人活用、北海道で拡大 アークスにミャンマー実習生

外国人活用、北海道で拡大 アークスにミャンマー実習生ジパング協同組合

category : ニュース 2016.1.7 
Pocket

 人手不足が進む道内で外国人労働力の活用が一段と広がってきた。人材難が深刻な小売りや農業では、日本で働きながら技能を学んでもらう外国人技能実習制度を積極活用。従来の中国人中心からベトナムやミャンマーなど実習生の国籍が多様化している。訪日客が増える観光業では人手確保と外国語接客の両面を狙い、中国人大学生を活用する動きも出てきた。

 アークスは2016年早々にミャンマーから技能実習生を約20人採用する計画。札幌の総菜工場などで加工食品の製造などに従事してもらう。15年4月、技能実習制度の対象職種に「総菜製造」が加わったのを受け、人材受け入れに踏み切る。

 コープさっぽろは15年12月、江別市の食品工場で初めてベトナム人実習生を8人採用した。約100人の中国人を同市や石狩市の工場で採用してきたが「中国で人件費が上昇し、集めにくくなっている」(同生協)。

 年約120人の実習生を受け入れるJA新おたる(仁木町)も15年、中国人からベトナム人に切り替えた。「中国の生活水準が上がり、仕事への意識が低くなった」(管理課)。農家の評判は上々で、16年もベトナムから同規模で採用する。

 北海道庁によると農業の実習生は14年で1654人と3年前から約2割増加。人手不足を補う実質的な働き手として実習生頼みが強まっている。

 海外進出も視野に入れて採用しているのが型枠工事専門の柏倉建設(札幌市)だ。13年4月からベトナム人を受け入れ、現在19人が働く。「真面目で、若手社員に良い刺激を与えている」(担当者)。今後も20人程度を継続して受け入れる。

 北海道労働局によると道内の有効求人倍率は15年10月に1.02倍と過去最高を更新した。特に建設業や観光関連で人手不足が目立つ。

 外国人の活用を新事業につなげる動きもある。人材派遣のキャリアバンクは日本語を専攻し英語も話せる中国人大学生が学業の一環として、道内の観光施設で最長3カ月間働く仕組みを作った。12月に第1陣をニセコ地区などのホテルに派遣。今冬約35人を予定する。「学生は現場体験など賃金以外の理由で来日を希望するため中国で賃金が上がっても人材を確保できる」


コメントフォーム

Copyright(c) 2016 ジパング協同組合 All Rights Reserved.