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重機窃盗団、岐阜で暗躍 ベトナム人容疑者18人目逮捕ジパング協同組合

category : ニュース 2015.8.28 
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◆3人一組、下見や売却も

 岐阜県内を中心に建設重機が相次いで盗まれた事件で、県警はベトナム人窃盗グループを摘発。27日に三重県鈴鹿市のベトナム人の男(29)を新たに逮捕し、逮捕者は18人になった。被害総額は1億7000万円に及び、盗んだ重機は発展を遂げるベトナムに輸出されていた。3人一組で資材置き場などからショベルカーなどを盗みだし、輸出役に売り渡す組織的な犯行の実態も明らかになった。

 27日逮捕された鈴鹿市のリサイクル業トラン・バン・フォン容疑者(29)は昨年4月、別のベトナム人と共謀し愛知県高浜市の駐車場でトラックなどを盗んだ疑い。

 一連の事件で逮捕された18人は、ベトナム人の男17人とベトナム出身で日本に帰化した男1人。このうち9人が元技能実習生だった。

 犯行は、窃盗の実行役と、輸出役に分かれていた。実行役は3人一組となり、昼間に車で資材置き場などを下見、盗めそうな重機を見つけて携帯電話で撮影。輸出役に写真の画像を送り、買い取り価格を確認した後、夜中に盗みだしていた。

 重機はトラックに積み、輸出役が管理する「ヤード」と呼ばれる解体場に集められると、盗品と分からないように車体番号を削って偽の番号を刻印したり、部品を分解したりしてベトナムに送られた。輸出役は1台30万~80万円で窃盗実行役から買い取っていた。

 県警は多治見市、美濃加茂市、可児市などのヤード4カ所を確認。被害は、瑞穂市や大垣市など県内を中心に東海3県と滋賀県に広がっていた。

 ベトナムとの輸出入を手掛ける会社は「農業国から工業国に転換しようとしており重機が必要。日本の中古重機は人気が高く、中国の新品と同じ値で売れる」と事情を話している。


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