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県内在住ネパール人、大地震で家族と連絡取れずジパング協同組合

category : ニュース 2015.4.28 
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 ネパールの大地震で、佐賀県内にも家族と連絡が取れない留学生らが不安を募らせている。また、日本語学校の中には、この春入学予定だった生徒の来日が見通せなくなっているところもある。

 県によると、県内在住のネパール人は2014年末現在221人で、多くは留学生や技能実習生。ヒマラヤ観光の日本人も増加しており、日本語を学ぶ若者が増加しているという。

 ネパールからの留学生81人が学ぶ鳥栖市の日本語学校「弘堂国際学園」では27日午後1時現在、8人がまだ家族と連絡が取れていない。実家が倒壊した留学生は18人。家族がけがをした留学生は多いが、「帰りたくても空港は閉鎖されているだろうし、お金の問題もある。今は家族の無事を祈るしかない」と山本由子校長(68)は話した。

 今月15日に開校したヒューマンアカデミー日本語学校佐賀校(佐賀市松原)では2人が実家と連絡が取れていない。留学を仲介した事業者とも連絡がつかず、「現地の状況が分からない状態」(事務局)。入学予定の15人の来日が見通せなくなっている。

 同じく本年度開校の日本文化教育学院(鳥栖市)は生徒の9割に当たる31人がネパール人。来月11日の入学式に向け、すでに来日している21人のうち4人が家族の安否が確認できておらず、27日に日本へ出発予定だった新入生7人とも連絡が取れないという。

 佐賀大学にはネパールからの研究者や留学生ら5人が在籍。地質学や地盤工学を研究するスマン・マナンダール外国人客員准教授(41)はカトマンズで暮らす両親と妻子の計6人が被災したが、いずれも無事だった。「すぐにでも母国に帰りたいが、今は難しい。祖国復興の道のりは長い。研究を役立てられるよう打ち込むしかない」と語った。


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