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議場実習制度 産経新聞もいう「過酷労働悲劇!」 技能実習生が置かれた実態ジパング協同組合

category : ニュース 2015.3.12 
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 技能実習制度とは、外国から日本の技術を学ぶためにやってきて、それを本国に帰って生かすという制度ですが、実態は、日本の労働力不足を補うために、欺され来日させられた外国人を酷使する制度のことで、合法を装った現代奴隷労働制のことです。

 以前から仲介機関のピンハネや、低賃金による過酷な労働により様々な悲劇を繰り返しながら、今なおこのような奴隷制が続いています。
 産経新聞のこの見出しは素晴らしい。
「過酷労働の悲劇! 外国人の技能実習生2万5千人が失踪 入管「深刻な問題」 過去10年間、平成26年は最多4800人」(産経2015年3月7日)

 奴隷労働に耐えきれずに逃走をしてしまうのはよくわかります。低賃金、長時間労働、これでは労働に名を借りた奴隷扱いです。まさかこんな状態であることは予想もしていなかったでしょう。あたかも日本にやってくればお金を稼げるよという甘言に欺されてやってきたのですから。
 名もない地方の大学に「留学」名目でやってきて早々に行方がわからなくなる場合とは明らかに異なります。

 ところがこのような状態であるにも関わらず、安倍自民党政権は介護の分野にまでこの技能実習生を導入しようとしているのです。
 自国民の労働力は使わず(というより使いようがないほど劣化したのか)、他国の貧しい人々を低賃金で買い叩いて酷使するということなのですが、このようなことが人道的に許されるはずもありません。

 先般、広島県で起きた技能実習生による殺人事件では、2人が殺害され7人が重軽傷を負わされた事件でしたが、検察の求刑は無期懲役でした。
 その理由が、「「凄惨せいさんな犯行で、遺族の処罰感情は強く、死刑も考えられる」としたが、「外国での仕事で孤独感にさいなまれていた環境も考慮すれば、死で償わせるべきだとは言えない」」(読売新聞2015年2月27日)というものです。
「このままではまた起きる実習生による事件」

 技能実習生制度の現実の弊害を見て見ぬふりをして放置し、その挙げ句の果ての結末がこのような殺人事件に至ってしまったのです。
 この技能実習生が逃亡していてたら…、逃亡せずただひたすらに我慢に我慢を重ねて来たのでしょう。
 仮に無期懲役となり死刑にはならなかったとしても事実上、帰国の道は閉ざされました。人生は終わったようなものです。日本にさえ来なければという思いばかりが沸き上がってくるでしょう。
 もし、これが自分だったら狭い拘置所の中で発狂しそうです。

 この事件で厳罰だ! 死刑だ! なんて言っていたらあまりにもナンセンス。
 技能実習制度の弊害であることを認め、大幅な減刑、そして時期をみて帰国させることこそ人道上、最低限すべきことでしょう。

 間違っても介護要因として技能実習生を輸入し、住む場所も「区別」してなどという愚かしい政策を許しはなりません。
「曽野綾子氏が見苦しい弁明 産経はどうする?」

 既に技能実習制度は制度としては破綻しているのですから、政府は、この実態(紹介機関のピンハネの実態、労働状況など)を包み隠さず調査し、公表しなければなりません。
 それをせずに技能実習制度の対象の拡大など許されようはずもないのですが、この実態調査が行われれば、間違いなくこの制度自体を廃止しなければならない状態に追い込まれる、だから調査できないのです。

 介護や建築、第1次産業など日本人が敬遠するようなものはすべて貧しい外国人に押し付け、日本国民の一定層の不満を差別意識に裏打ちさせて外国人に向けさせようとしています。
 技能実習制度など差別意識がなければ維持できません。
 日本人と同一の賃金水準とすること、中間搾取(ピンハネ)を禁止すること、外国人労働者にお願いするなら、最低限、これくらいのことはして当然です。
「労働力不足だから外国人実習生を増やす? だったら日本人労働者と同一の労働条件で求めるべき」

 そうです、外国人労働者に依存するということは、
「私たちは、労働力が劣化し、自前で米も道路もつくれません。世界のみなさん助けてください」
だということを自覚した方がよいです。 


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