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江田島の9人殺傷:「とばっちり殺人だ」 被害社長の妻証言−−公判 /広島ジパング協同組合

category : ニュース 2015.2.4 
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 江田島市のカキ養殖水産会社で社長ら9人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた中国籍の元技能実習生、陳双喜被告(32)の裁判員裁判があり、亡くなった川口信行社長(当時55歳)の妻が証人として出廷した。妻は「(一喝すると)半泣きの顔になり、スコップの金属部で何度も自分の頭を殴りつけた」と犯行後の陳被告の様子を証言した。

 事件は2013年3月14日午後4時半ごろ発生。騒ぎを聞いた妻が会社内の事務所から作業場に向かうと、社長が血だらけで倒れていた。陳被告は従業員を追って一度外に出たが、再びスコップを手に作業場に戻ってきたという。

 妻は倒れた社長の前で両手を広げ、「社長にはこれ以上、指1本触れさせない」と一喝。被告は顔をゆがめ「お母さん、私、ない」と日本語で話し、自傷行為を始めたという。妻は「帰る家庭がない、ということだと思った。中国に残した家庭に悩みがあると聞いていた」と振り返った。

 妻は事件について「(被告の)自分の人生がうまくいかなくなった末のとばっちり殺人だ」と非難。「恩のある人にこんな仕打ちをするなんて、死刑以外は考えられない」と涙ながらに話した。

 陳被告はこの日、うつむきながら証言を聞いていた。弁護人によると1月20日の第2回公判以降、向精神薬を服用しているという。


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