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県内外国人実習生の失踪が急増 今年は77人ジパング協同組合

category : ニュース 2014.11.6 
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県内で外国人技能実習生の失踪が相次ぎ、今年は10月末で少なくとも77人が行方不明となっていることが分かった。失踪は昨年から急増している。失踪者の増加は不法就労や組織犯罪の温床になる恐れがあるとして、県警は農協などの受け入れ団体に対策を強化するよう求めている。

法務省入国管理局によると、今年6月時点の県内の外国人技能実習生は2677人。2010年の1403人の倍近くになった。

このうち県警が把握した失踪者は12年に20人。13年には3倍の67人に増加。今年は10月末で77人に上り、既に昨年1年間を上回った。

今年失踪した実習生の大半は、農家で働いていた中国人の女性。ほかにベトナム、ミャンマー、ネパール人などがいる。男性の実習先は溶接や建設業など。

失踪の急増について、県警外事課は「実習生の数が増えていることもあるが、低賃金や重労働など待遇面の不満が大きいようだ」と分析。スマートフォンの普及に伴い「外国人が利用するコミュニティーサイトで情報交換し、条件の良い働き口を見つけているのではないか」とみる。

失踪は全国的にも増加傾向にある。実習生の受け入れ先を指導する公益財団法人・国際研修協力機構(JITCO)によると、13年度の行方不明者は報告を受けただけで2822人。12年度より1290人増えた。実習期間は3年だが、この報告には実習1年目の失踪者は含まれないため、実態はさらに多いとみられる。

県警外事課によると、失踪した実習生の多くは国内にとどまり、資格外活動などの不法就労をしている可能性が高いという。実習生が契約した金融機関の口座や携帯電話が第3者に渡り、犯罪に使われるケースもある。同課は農協や事業組合などの受け入れ団体に、実習先の農家への巡回指導や実習生の生活実態把握などを求めている。


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