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JAほこた、組合長自らも実習生に残業代未払い 27農家の処分後も…辞任は否定ジパング協同組合

category : ニュース 2014.10.10 
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JAほこた(鉾田市)の組合員農家27戸が賃金未払いのため、東京入管から5年間の
実習生受け入れ停止処分を受けた問題で、同JAトップの三保谷二郎組合長が最
近まで自分の実習生に割増賃金を払わず残業させていたことが26日までに、分
かった。組合長が認めた。監理団体の同JAで実習生事業を主導してきた組合長
自ら、問題発覚後も不正行為と知りながら未払いを続けていたことになる。東
京入管などは極めて悪質な不正行為とみて調べている。

関係者によると、今月20日夜、三保谷組合長方から中国人実習生1人が失踪し、
別の農家が保護して未払いが発覚。実習生は東京入管や鹿嶋労働基準監督署に
実情を訴えた。組合長は23日、30カ月分に当たる割増賃金四十数万円を、知人
を介してこの実習生に支払った。実習生は半年間の在留期間を残し、26日に帰
国した。

三保谷組合長は茨城新聞の取材に対し、割増賃金未払いについて「(実習生も)
了解していた」「送り出し機関ともそういう契約だった」と強調。未払い分は
「計算して支払った」とし、「違法だと言われればそうだ。処分は構わない」
と、自らの不正行為を全面的に認めた。

組合長としての責任問題や進退については「(実習生の移動の)問題を何とか切
り抜けなければならない。辞める気はない」と、否定した。

一方、実習生は26日の帰国直前、茨城新聞の取材に対し「先輩もそうだったし、
お金のことは記録していたわけではないので、分からなかった。(未払いを)
知った時にはがっかりした」と話した。

JAの組合員農家による割増賃金未払い問題は、2012年後半に是正されたが、
今年7月になって27戸が処分を受けた。三保谷組合長はこうした問題の経緯を知
りながら、不正行為を続けていた。

2年前の未払い問題について事情を知る関係者は「2年前のことで、今は(未払い
は)ないと思っていた」と驚きの様子だった。

処分を受けた農家の男性は「われわれは農協の言う通りにやってきて処分され
た。農家を守るべき農協に『お前らが悪い。農協は関係ない』と言われ、裏切
られた思いだった。まさかその組合長がいまだに払ってなかったなんて」と、
あきれ顔で話した。


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