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1800万円の賠償命令 地裁、会社の責任も認定 銚子の中国人実習生暴行死ジパング協同組合

category : ニュース 2014.10.1 
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 銚子市で2011年10月、中国人実習生の朱永冲さん=当時(23)=が殴られて死亡した事件で、両親が加害者の元同僚(41)=傷害致死罪で服役中=と当時の勤務先の水産加工会社に計約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、千葉地裁であり、廣谷章雄裁判長は連帯して約1800万円を支払うよう命じた。

 同事件は、入管難民法などに基づく技能実習制度で来日していた朱さんが、勤務していた銚子市本城町1の水産加工会社敷地内で、元同僚とのフォークリフトの衝突をめぐるトラブルから口論に発展。元同僚が朱さんを鉄の棒で殴るなどの暴行を加えて死亡させた。

 廣谷裁判長は、暴行が仕事中に起きたフォークリフトの衝突が原因だったとして会社側の責任も認定。「突然、原告は子を亡くした。特に母親は精神的衝撃が大きい」と指摘した。逸失利益は朱さんの来日前の収入を基準として、中国に帰国した後の予想収入を基に算出した。

 判決を受け、原告側代理人の指宿昭一弁護士は「会社の責任も認めた意義は大きい。(実習生が巻き込まれた)今回のような事件が二度と起こらないよう、関係者は技能実習制度自体を精査し、対処すべき」とコメントした。


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